タジン鍋の秘密
タジン鍋と日本の土鍋では何が違うのでしょうか。
見た目は大きく違いますが、その違いがどのように料理やレシピの違いとなるのでしょう？
タジン鍋のしくみに秘密が隠されていました。
タジン鍋の蓋は大きく重いため、中の蒸気や熱が外へ逃げずに鍋の中を巡ります。
圧力鍋のような状態ですね。
圧力鍋と同じようにタジン鍋の中の圧力が高まるため、食材の中まで素早く熱が通り、その圧力によって程よくかき混ぜられます。
タジン鍋の一番の特徴は尖った蓋です。
食材の旨味を含んだ蒸気が蓋の尖った部分で冷やされて鍋の中に戻ってきます。
旨味を逃しません。
蒸気が逃げないのでほとんど水を加えることなく、食材から出る水分だけで料理できます。
水分が循環しているので焦げる心配が少なく、油を引いて料理する必要がありません。
これがタジン鍋はヘルシーと言われ、蒸し料理のレシピが人気の理由となっています。
主婦の強い味方
タジンで料理をすると、食材本来の旨味が逃げることなく凝縮され、なんでもおいしく食べられます。
特に野菜がおいしく食べられるので、タジン鍋料理なら野菜嫌いの子供も喜んで食べてしまいます。
野菜の旨味が逃げない料理ということは、その栄養分も逃げない料理です。
野菜をとりたいけど、時間が無くて調理できない、なんて場合もタジン鍋の料理レシピなら切った野菜を並べて火にかけるだけでおいしく料理できます。
簡単なのに手の込んだ仕上がりになるため、忙しいお母さんにとってはお役立ちアイテムになること間違いなしです。